「風邪の効用」に紹介されている風邪を全うする要領について全文をそのまま載せます。
風邪の時だけではなく普段の養生生活にも役に立つと思いますのでぜひ行ってみてください。
一 体を弛めること
偏り疲労部分は弛めるようとしても弛まない。寝ていただけでは弛まない。そこで各人の体癖に適った整体体操の型をやって眠りに入ればよいのである。こうすれば偏り疲労部分も弛む。しかし平素、活元運動をしている人なら、自分の体が快く感ずる姿勢をとれば自ずとそうなる。
二 冷やさぬこと
特に汗の体を風に当てぬこと。熱が出ても冷やさぬこと。出なくても冷やさぬこと。
三 温めること
積極的に温めるためには次の方法がよい。
後頭部を40分間、一本の熱いタオルを取り替え取り替えして温める(タオルは小さくたたむほどよい)
喉の風邪の場合は足の踝が隠れる程度のお湯に四分~六分間足湯する。よく拭いて赤くならない方の足をさらに二分間温める。(入浴の適温温度より二度高くする)
温めた後は冷やさぬ注意が肝要、熱が出切っていないときは一旦熱が上がってから下がる。
四 発汗は引っ込めないこと
乾いた温かいタオルでよく拭くこと、汗がネバネバしている間は下着を取り替えず、サラッとしてから温めた下着に取り替えること。その時、汗を引っ込めぬよう注意すること。
五 風邪の全工程における急処
平温以下の時期を安静にすること。
平温に復したらすぐ起きること。(余分に用心しないこと)
この二つが風邪活用の急処である。
六 水分を多めにとること
2024年8月16日
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