第47回顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会

東京で開催された第47回日本顔面神経学会のプログラムの一つである「顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会」に参加してきました。

2023年に改正された「顔面神経麻痺診療ガイドライン」を基に末梢性顔面神経麻痺について、問診、評価検査などの診療の流れ、薬物や手術、リハビリテーションなどの治療方法についてそれぞれの専門の先生から講義が行われました。

「顔面神経麻痺診療ガイドライン2023」には末梢性顔面神経麻痺の急性期及び後遺症が出現した慢性期に鍼治療が推奨されるようになっていて、その効果については今回の論文発表でも認めらていますが、まだその効果についての鍼灸師側の啓蒙や医療機関との連携が不十分であり、医師の理解が十分に得られていないという実情もあります。

次回の学会では、もっと多くの顔面神経麻痺に関する鍼灸治療についての研究論文が発表されることを期待したいです。