最近韓国のドラマホジュンを再視聴しています。東洋医学に関心がある方なら一度は見たり聞いたりしたことがあるかと思いますが、とても面白いドラマです。ホジュンは今まで何度もドラマ化されてきていましたが、有名なのは1999年のチョンクァンリョルという俳優さんのバージョンと2013年の金ジュヒョク俳優さんのバージョンです。1999年のバージョンの方が、人気が高く韓国での当時視聴率はなんと64.8%だったそうです。その当時は韓国の韓医科大学の人気もドラマの影響でさらに高くなっていたらしい。ちなみに韓国では鍼灸師制度はなく、韓医師のみ鍼灸を行えます。韓医師になるためには6年間韓医科大学で勉強し、韓医師の免許を取る必要があります。韓医師は鍼灸だけではなく、漢方薬を処方し、院内で製造もしています。
この超有名なドラマホジュンをはじめてちゃんと見たのは鍼灸学生3年生の時でした。学校の国試の勉強モードに窮屈さを感じ脱出したい気持ちが韓ドラにはまるはめになり、国試の問題集を隣にし、狂ったように色々見ていました。その中にはホジュン、馬医、チャングムの誓い、太陽人イジェマ、以心伝心と言った東洋医学系のドラマもあり、東洋医学的なネタ情報はノートにメモしながら熱心に見ていました。
学生時代にホジュンの二つのバージョンとも見ましたが、いま再視聴しているのは1999年のバージョンです。ホジュンと母親が故郷から南の地方へ逃げ出すエピソードがありますが、母親が急に具合悪くなり、腹痛で苦しまれます。ホジュンさんは、後でホジュンの師匠になる名医の兪イテの医院に母をつれていくのですが、重病なのかと必死になっているホジュンに兪医院は一目見ただけに「長旅で船酔いのせいで腹痛になったわけで、重病ではない。家に帰って、温かい水で足を数回洗ってあげれば治る」と言うだけです。
このときにふっと思いました。ホジュンに出てくる鍼灸場面をヒントに東洋医学系の話をしてみると面白そう!もちろんドラマに紹介されている東洋医学の情報をそのまま受け入れるのはよくないし、危険です。しかしドラマをきっかけに、鍼灸から薬草、湯薬といった東洋医学系の知識の幅を広げることはよいと思いましたね。
なので、これからぼちぼちホジュンシリーズをやっていこうと思います。実はまだ何も書いていないですが、こうやって宣言しておくとやらざるを得なくなりますので、とりあえず白の誓いということで!
よい週末をお過ごしください
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